ウォレットは正しくバックアップしないとリスクが増える
ウォレットをバックアップすることはとても重要なことですが、バックアップの仕方によっては思わぬリスクを招いている可能性があります。しっかりとしたバックアップを行うことで、リスクを最小限に抑えましょう。
ウォレットのバックアップの必要性
自分でウォレットを作った場合、ウォレットに関連するデータは、すべて自分のPC上に作られます。これをローカルウォレットといいますが、何もバックアップを取っていないと、このローカルウォレットを間違って消してしまったり、あるいはPCが壊れてアクセスできなくなった、といった場合に、永久に自分のウォレットにアクセスすることができ無くなってしまします。
このような事態を避けるために、ウォレットをバックアップすることを推奨します。
ウォレットをバックアップしておけば、バックアップデータからウォレットを復元することができます。
ただバックアップするだけでは不十分
上記の通り、バックアップの目的は、自分のPCが壊れたりしたときにバックアップからウォレットを復元できるようにするためです。
つまり、自分のPCにウォレットをバックアップしたのでは、あまり意味がありません。
少なくとも、ウォレットのあるハードディスクとは別のドライブ、できれば外付けHDDなど外部のストレージに保存することが望ましいです。外部にバックアップを取ることで、万が一自分のPCが燃えたとかになっても、データだけは残ります。
外部にバックアップするときに気を付けること
外部にバックアップをする時は、必ず、バックアップファイルにパスワードをかけましょう。
ウォレットのバックアップファイルは、そのファイルさえあれば誰でもウォレットを復元できてしまいます。
外付けHDDやクラウドストレージ、別のPCなど、バックアップの保存場所を増やせば、それだけデータを失う可能性を減らすことができますが、それは同時に、第三者にバックアップファイルが盗まれる可能性が増えるという事でもあります。
万が一バックアップファイルが盗まれた場合でも、パスワードをかけておけばすぐにウォレットが盗まれるという事は防げるでしょう。
もしバックアップファイルが他人に見られたら?
バックアップファイルが他人に盗まれた、あるいは見られた可能性があるという時は、すぐに新しいウォレットを作って残高を移動させましょう。たとえバックアップにパスワードをかけていたとしても、パスワードを破られないという保証はどこにもありません。
そもそも誰かに見られるような場所にバックアップを置かない、というのが原則なので、もし、そのような場所にバックアップを置いているのであれば、一度管理の仕方を見直した方がよいでしょう。
まとめ
- バックアップは同じPCにしない
- バックアップファイルにはパスワードをかける
- 他人に見られるような場所にバックアップを置かない
基本的なことですが、何のためにバックアップをするのか、バックアップファイルがあると何ができるのか、という事を常に意識してウォレットを管理してください。
めんどくさいからといって、ウォレットの管理を適当にしていると後で痛い目を見ることになるかもしれません。
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