モナコイン暴落から1日経った後のマイニング収益
世間では、ビットコインを中心とした仮想通貨の暴落が起こりちょっとしたパニックになっていたようですが、マイナーというのは、1日の値幅変動で一喜一憂しないもの。そんなしがないモナコインマイナーの収益をお届けします。
1か月ほど前に暴騰して以来、1600円前後で落ち着いていたモナコインの価格が22日に突如下落。
下げ幅はどんどん加速し、一時900円を割って1日の下げ幅が50%を超えるなど、阿見叫喚の事態になっていたようでした。
仮想通貨は価格の変動が激しく、1日に20%前後の値動きがある事はざらで、そこまで珍しいことではないですが、今回のように50%も一方的に下がったのは、仮想通貨暴騰以来初めてではないでしょうか?
なぜ下がったのか?
巷では色々言われているようですが、明確な原因は不明というのが正確なところでしょう。
もっと言えば、仮想通貨が暴騰した理由すら不明なので、今回の下げに理由を求めるのは難しいでしょう。
あえて言うなら、みんなが下がると思っていたから下がったのです。仮想通貨は、明らかなバブルで、いつか下がるだろう、というみんなの疑心暗鬼の状態が、売りに売りを誘い今回の下げにつながったのではないでしょうか。
値動きとハッシュレートの関係
モナコインの価格変動で、ハッシュレートはどうなったのか?
前日の値動きはこんな感じ。
一時900円まで下がった後、反発して1500円まで戻した後、1300円前後で推移。
マイナーが気にするところは、単純な値動きではなく、値動きに合わせて採掘量がどうなるのかという点。
下の図は、同じ時間のネットワークハッシュレート。
確かに、ハッシュレートは下がっているものの、モナコインの価格に比べて変動は緩く、すぐにハッシュレートの調整が起きたとは言いにくい状況です。
考えられる原因として、今回、値が下がったのが、モナコインだけではなく、ほとんどの主要通貨が同時に下がったため、ハッシュレートの行き場がなくなって、調整がつかなかったのではないか、という点。
もう一つは、NiceHashがなくなったせいで、自動的にマイニング通貨を切り変えるようなツールを使っている人が減ったため、瞬時調整が行われなかったのではないか?という点。
価格は下がったのにネットワークハッシュレートが下がらなかったので、結果収支が悪化するというまずーな状況が予測できますが……。
今日の収支
前置きが長くなりましたが、そんな暴落後の収支を見ていきたいと思います。
まずは、お決まりのマシンスペック。
何も変わってないけどね。
CPU:intel core i5 3470@3.2GHz
GPU:Geforce GTX1070 VRAM8GB + Geforce GTX1080 VRAM8GB
メモリ:8GB
ストレージ:SSD120GB+HDD4TB
電源:750W (80PLUS認定 Silver)
マイニング時消費電力:380W
採掘プール:suprnova.cc
1日に掘れたモナコイン
24時間で掘れたモナコインは
0.48871259
この時点でモナコインの価格が1300円なので、日本円に直すと
635.326367円
電気代を引いた実質収益は
407.326367円
先週に比べモナコインの採掘量は増えましたが、やはり全体のハッシュレートの調整がうまく行われなかったことで、先週1週間の平均と比較すると、利幅は減少してしまいました。
とはいえ、こんな状況でも利益を出し続けることができるというのがマイニングの利点。
このチャートを見ればわかるように、暴落したといっても、ちょっと引いてみればこんなもんで、自分がマイニングを始めた時の価格に比べれば、なお4倍の価値なのです。マイナーがあまり動揺しないのはこの辺の理由も大きいのかな。
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