Radeonでモナコインを効率よく掘れるマイニングツールが出現?
AMD製のRadeonでも効率よくマイニングできるマイニングツールが出回っているようです。今までは、モナコインを掘るならNVIDIA製GPUが必要といわれていましたが、もしかしたらモナコインマイニングの定石が崩れるかもしれません。
その名もmkxminer
今までAMD製GPUでモナコイン用のマイニングツールといえば、cgminerでしたが、このcgminerというのがモナコインの暗号であるLyra2rev2を計算するのがとても遅いという問題があり、Radeonユーザーは今のモナコインブームにまったく乗れないという不遇な日々が続いていました。でもそんな日々にももうおさらばです。
mkxminerでのハッシュレートは以下の通り。
ハッシュレート
=== Speeds (no overclocking)
Radeon Pro Duo: 84.8MHs (42.4 + 42.4)
Fiji: 55MHs
Vega56: 47MHs (can be optimised further, just need some time and incentive)
RX 580: 39MHs
RX 480: 36MHs
R9 390: 32MHs
R9 380X: 26MHs
R9 280X: 26MHs
ちなみにcgminerではRX480でのハッシュレートは9MH/sぐらいでした。
そう考えると性能向上はざっと4倍!これならGeforceとも戦える!
気になる点も
まず、ソースが公開されていない点。
ソースが公開されていることで、比較的安心して使えるほかのマイニングツールと違い、中で何が行われているのか全く分かりません。
マイニングという、お金に直結している部分があるため、信頼性の問題は大きな懸念点です。
もう一つは、devFeeが取られるという点。
マイニング中のハッシュレートのいくらかが開発者のために使われています。
上であげたハッシュレートは、devFeeが引かれた後のハッシュレートであるという事。
つまり、実際はもっと高いハッシュレートで掘れているのですが、ソースも仕様も公開されていないため、どれくらいの割合が引かれているのかは不明です。
ハッシュレートの値を見ると、Radeonの競合であるGeforceのグラフィックカードと拮抗したハッシュレートになっていて、これは開発者がそのように調整しているのでは?と個人的には勘ぐってしまいます。
最後に、好きなプールで掘れないという点。
掘れるプールがあらかじめ決まっていて、それ以外のプールでは掘れない。
これはちょっと不自由かもしれない。
と、そんな気になる点を抱えつつもRadeonユーザーなら魅力的な選択肢となるでしょう。
自分はRadeon持っていないので、気になる方は人柱よろしくお願いします。
ダウンロード
=== Download link
Version 2.0.1 Windows
MD5: 31dafd83bc2a4003afd00cc2328dcf1f
Virustotal report
Waiting for initial difficulty fix on vtc.suprnova.cc.
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